こころ数霊術の宇宙

  ユング的心理占いは,ユング(C.G.Jung)心理学の概念を基礎にして,心理的アプローチによる自動占いを構成したものです。生年月日と姓名の数霊による占いで,様々な心理的な側面を見つめるヒントにしていただければ幸いです。
 以下に,ユング心理学から応用した用語を簡単に解説します。本来の意味は広範囲にわたり他と相互関連を持つもので,本格的に解説するとかなり長くなります。ここでは心理占いとしての簡潔な説明にとどめ,用語の理解に役立てていただければと思います。
 
◆「アニマ」・「アニムス」
 無意識的に抱いている異性のイメージ,前者は男性の女性像,後者は女性の男性像。理想の異性像にもつながるが,心の中のもう一つの性として,様々な影響を及ぼす。心理占いでは,選びやすい異性のイメージ,その相手に応じていく本人の変化を示す。
◆「コンプレックス」
 主に内的要因から形成され,心の自由さを妨げてマイナスに向けるもの。一般に使われる意味だけでなく,普段は気づかない無意識的な障害も含んでいる。心理占いでは,心に抱きやすい劣等感の傾向を示す。
◆「トラウマ」
 主に幼少時の外的要因から大きな心の傷となり,無意識に刻まれているもの。邦訳では「心的外傷」と言われ,癒しには長期的なカウンセリングが必要となる。心理占いでは,傷を受けやすい環境やその傾向を示す。
◆「ペルソナ」
 外的に要求されて,または内的欲求によって,心理的な仮面として形成されるもの。本音と建前の過剰な使い分け,理想とするイメージを演じる等,様々な形がある。心理占いでは,心の働きで作りがちな仮面のタイプを示す。
◆「シャドウ」
 心理的な抑圧が形成する心の影。誰もが持っている二面性の,裏側の部分。普段は観念や価値観で押さえつけられている欲求が,一つの人格のようになる。心理占いでは,無意識的に引きずられやすいマイナスの部分を示す。
◆「エゴ」
 通常意識している自我の部分。原初的なものであり,心理的な制限・制約ともなる。一つの価値観に考え方が固まってしまうことにより,より崩しにくい壁となっていく。心理占いでは,自己実現を押さえつけてしまう現実的思考の壁を示す。
◆「セルフ」
 無意識を含める意識全体の自己を表す。人生を通して成長していく自己実現の姿。ここに記している様々な心理要素をすべて含んだ,人の心の全体像とも言える。心理占いでは,人生の中で目指そうとする理想の姿への方向性を示す。
 
※この他の心理占いメニューに使われている用語は,一般的な意味合いで使っています。